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2009.05.11

研究開発・学術発表

「IN-COSMETICS 2009」にて、世界に向け 新美白理論を発表。mTOR/S6K1シグナルの活性化-新しい美白メカニズム

2009年4月21日(火)から23日(木)の3日間、ドイツ/ミュンヘンにて開催された「IN-COSMETICS 2009」において、弊社研究員Arunasiri Iddamalgodaが新美白理論に関する研究成果を以下のような内容にて発表しました。


題名(研究テーマ)
「Activation of mTOR/S6K1 Signaling - A New Mechanism of Action for Skin Whitening Agents」
(mTOR/S6K1シグナルの活性化-新しい美白メカニズム)

発表要旨
mTOR/S6K1シグナルは生体内においてメラニン合成を抑制するブレーキの役割を担っています。このmTOR/S6K1シグナルを増強することによりメラニン合成を抑制するという、従来とは異なった美白メカニズムを提案しました。さらに、mTOR/S6K1シグナル活性化作用を有する植物エキスについて、その美白作用を発表しました。
(本研究は財団法人岐阜県国際バイオ研究所と岐阜薬科大学との共同研究です。)

<語句説明>
mTOR/S6K1:mTOR(mammalian target of rapamycin)は、クロライド系抗生物質ラパマイシンの標的分子として見出された酵素セリン・スレオニンキナーゼで、転写因子のS6K1(S6キナーゼ1)などを介し、細胞の分裂や成長、タンパク質の合成などを調節する因子としての役割を持っています。

(注)IN-COSMETICSとは、数百社のサプライヤーが出展し、数千名が訪問する世界最大級の化粧品原料、パーソナルケア原料展示会です。

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