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2008.11.04

研究開発・学術発表

「第25回IFSCCバルセロナ大会」にて研究発表。A Labiatae Plant extract inhibits tobacco smoke extract-induced collagenase through the suppression of aryl hydrocarbon receptor (AhR) pathway

一丸ファルコス株式会社は、2008年10月6日~9日の3日間、スペイン/バルセロナにて開催された「第25回IFSCCバルセロナ大会」において、名古屋市立大医学部 加齢・環境皮膚科学 森田明理教授との共同研究成果を発表いたしました。


発表テーマ
A Labiatae Plant extract inhibits tobacco smoke extract-induced collagenase through the suppression of aryl hydrocarbon receptor (AhR) pathway

要旨
喫煙は加齢、紫外線と伴にシワ、色素沈着などの皮膚老化を引き起こす要因のひとつである。私たちはこれまでに喫煙が光老化と同様にシワ、色素沈着をはじめとする皮膚の老化を促進し、特にシワの形成にはMMPsが関与すること、さらにタバコの主流煙は皮膚線維芽細胞においてAhR-CYPシグナルを著しく活性化して、MMP-1を誘導することを明らかにした。
今回、AhR-CYP シグナルを制御する因子を天然物より探索した結果、オウゴン抽出物は線維芽細胞においてタバコの煙によるAhR-CYPシグナルの活性化異常を防ぐことにより、 MMP-1の発現を抑制することを見出した。

最近の報告では受動喫煙においても喫煙者と同様にシワ、色素沈着などの皮膚老化を引き起こすことが言われており、オウゴン抽出物は喫煙のみならず、環境たばこ煙による皮膚の老化をも予防・改善する効果が期待される。

(注)IFSCC(国際化粧品技術者会連盟:The International Federation of Societies of Cosmetic Chemists) 1959年、8カ国の化粧品技術者会の参加により結成され、現在45の国と地域、約15,000名の会員を 擁する組織となっています。

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