2007.04.20
「日本薬学会第 127 年会」にて研究発表。ヒメフウロ抽出物の抗老化作用ほか
一丸ファルコス株式会社は、平成19年3月28日~30日の3日間、富山にて開催された「日本薬学会第127年会」 において、下記4題の研究成果を発表いたしました。
記
研究テーマ
1 トリプターゼ活性阻害によるヒメフウロ抽出物の抗老化作用
2 NF-kB阻害による毛穴の目立ち改善効果
3 アーティチョーク葉抽出物のNF-kB抑制作用に起因する抗炎症及び美白作用について
4 インド生薬ニームの生理活性(第2報)
各研究テーマの発表要旨については、以下のとおりです。
1.「トリプターゼ活性阻害によるヒメフウロ抽出物の抗老化作用」
これまでに光老化皮膚において肥満細胞及びトリプターゼの増加が認められることを報告した。トリプターゼを阻害することを目的に植物抽出物を探索した結果、ヒメフウロ抽出物に強いトリプターゼ阻害活性が認められた。ヒメフウロ抽出物は、コラーゲンの分解及びMMP(s)の活性化を抑制し、基底膜の保護、小じわ、弾力など肌状態の改善効果が認められた。
2.「NF-kB阻害による毛穴の目立ち改善効果」
アーティチョーク葉抽出液は毛穴の目立ちに関与するとされる角化異常やメラニン総量の増加、皮膚弾力の低下を改善することが示唆された。アーティチョーク葉抽出液をボランティアの鼻、頬部へ塗布することで、目立つ毛穴の減少が確認された。
3.「アーティチョーク葉抽出物のNF-kB抑制作用に起因する抗炎症及び美白作用について」
弊社製品バイオベネフィティF(食品)=アーティチョーク葉エキスの有用成分シナロピクリンの作用とシナロピクリンを含有したエキスの経口摂取によるメラノサイトの増加抑制、光老化抑制、ストレス性胃炎抑制、肝機能改善など肌と健康に良い機能を見出した。
4.「インド生薬ニームの生理活性(第2報)」
弊社製品ニームリーフエキスパウダー(食品)=ニーム葉抽出物の機能性成分の検索とヒトの長期安全性とメタボリックシンドローム改善のヒトに対する効果とその作用機序について臨床データをもとに機能性を発表。
なお、詳細については、日本薬学会ホームページ にてご参照ください。