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2023.05.12

研究開発・学術発表

「第77回 日本栄養・食糧学会大会」にて研究発表

2023年5月12日(金)〜14日(日)に札幌コンベンションセンターで開催された「第77回 日本栄養・食糧学会大会」にて、弊社研究員がサケ鼻軟骨プロテオグリカンの細胞外マトリックス産生効果とヒトの皮膚状態への効果に関する研究発表を弘前大学と共同で行いました。

第77回 日本栄養・食糧学会大会 大会ホームページ


【発表タイトル】
サケ鼻軟骨プロテオグリカンは ECM 産生と皮膚粘弾性を向上させる


【発表要旨】
プロテオグリカン(PG)は、コラーゲン(Col)やヒアルロン酸(HA)とともに細胞外マトリックス(ECM)を形成し、ECMの主要構成成分の一つとして皮膚や軟骨等に豊富に存在している。加齢や紫外線によってECMは減少し、皮膚ではシワやたるみを生じ、皮膚老化の原因となる。我々は、サケ鼻軟骨から抽出したPGが、関節リウマチや変形性膝関節症モデルマウスへの投与により症状の改善効果や、ヒト経口摂取により関節痛改善作用や軟骨中のECM濃度を高めることを報告している。本研究では、PGが正常ヒト成人真皮線維芽細胞(NHDF)のECM産生およびヒト皮膚状態に与える影響を検討した。その結果、PGはNHDFを活性化し、複数のECM産生能を高めることで皮膚粘弾性を向上させる可能性が示唆された。


【発表詳細】
第77回 日本栄養・食糧学会大会(札幌)

○ 開催日:5月12日(金)〜14日(日)
○ 会場:札幌コンベンションセンター
○ 発表内容:3B135d サケ鼻軟骨プロテオグリカンは ECM 産生と皮膚粘弾性を向上させる
 ◎高橋 達治1,3)、岡本 知也1)、伊藤 賢一1)、浅野 クリスナ2)、中根 明夫 3)( 1)一丸ファルコス株式会社、2)弘前大・院医・感染生体防御学、 3)弘前大・院医・生体高分子健康科学)



【関連リンク】 公益社団法人 日本栄養・食糧学会

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