2024.10.29
new「ヒアルロン酸機能性研究会 第7回学術大会」にて学術講演
2024年10月29日に東京およびオンラインにて開催されるヒアルロン酸機能性研究会 第7回学術大会にて、当社社員がカワラヨモギ花エキス「ヒアルガード」のヒアルロン酸保護に関する学術講演を行いました(※リモート講演)。
【講演タイトル】
HYBIDの発現を抑制することで高分子ヒアルロン酸を保護する天然由来成分の開発
金井 杏子 ※リモート講演
【講演要旨】
ヒアルロン酸(HA)は、表皮に対する保湿効果だけでなく、真皮の細胞外マトリックス(ECM)において最も重要な成分のひとつであることが報告されている。HAはコラーゲンなどの他のECM成分と相互作用することで、複雑かつ総合的なECMネットワークを構築しており、高分子HAは真皮の構造維持の重要な因子と考えられる。高分子HAは加齢とともに減少し、肌のしわやたるみに繋がるといわれているが、外用塗布により真皮まで浸透させることは非常に難しい。外部からの高分子HAの補充ではなく、内部の高分子HAの分解抑制が重要と考えられる。
近年、HAの分解には、真皮においてはヒアルロニダーゼではなくHYBID(HYaluronan-Binding protein Involved in hyaluronan Depolymerization)、別名KIAA1199と呼ばれるタンパク質が関与することが報告されている。我々は、カワラヨモギ(Artemisia Capillaris)花エキスこのHYBIDの発現を抑制し、高分子HAを保護する作用を見出し、ヒトにおいて肌たるみ抑制作用などを有することを明らかにした。
【講演詳細】
ヒアルロン酸機能性研究会 第7回学術大会
○ 開催日:10月 29日(火)
○ キユーピー株式会社 渋谷オフィス2階ホール(東京都渋谷区渋谷1-4-13)
【関連リンク】 ヒアルロン酸機能性研究会 第7回学術大会