2025.10.01
new「ファルマシア」10月号 脳デリバリーの最前線 に当社論文掲載
日本薬学会の機関誌「ファルマシア」10月 61巻10号「脳デリバリーの最前線」に当社社員が共同執筆した以下の論文が掲載されました。
タイトル:統合失調症の治療を目指した血管作動性腸管ペプチド受容体2アンタゴニストペプチドの脳移行性製剤の開発
抄録:統合失調症の治療薬の多くは、陽性症状には効果がある一方、陰性症状や認知機能障害への効果は限定的である。血管作動性腸管ペプチド受容体2 (VIPR2)は、臨床ならびに非臨床研究から統合失調症の有望な創薬標的として考えられ、我々はこれまでにVIPR2を選択的に阻害するペプチドKS-133を見いだしてきた。本稿では、最近創製したKS-133と脳でのトランスサイトーシスによる送達が期待されるLRP1結合ペプチドKS-487を同時に搭載するナノ粒子について概説し、統合失調症の認知機能障害を回復させるための新しい皮下投与型ペプチド製剤としての可能性について紹介する。
キーワード:統合失調症, VIPR2, LRP1, ペプチド, DDS
詳しくは、「ファルマシア」2025 年 61 巻 10 号 p. 877-881 をご覧ください。
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