2019.03.24
「日本農芸化学会 2019年度大会(東京)」にて発表
一丸ファルコス株式会社は、2019年3月24日(日)~27日(水)に東京農業大学にて開催された「日本農芸化学会 2019年度大会」において、下記の発表を行いました。
記
題名
「細胞外 ATP 濃度の上昇によるヒト皮膚菲薄化への関与及びペパーミント葉抽出物の菲薄化抑制効果」
https://jsbba.bioweb.ne.jp/jsbba2019/index.php?aid=56847&place_num=1
発表要旨
皮膚の菲薄化は、加齢により表皮および真皮が薄くなる肌老化の代表的な現象の一つである。しかし、菲薄化はマトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)による細胞外マトリックスの分解亢進を特徴としているが、その詳細なメカニズムについては分かっていない。一方、老化した皮膚では細胞老化関連分泌現象(SASPs)因子の産生亢進が知られている。そこで我々は、老化によるSASPsの産生亢進が菲薄化の増悪に関与していると考えた。しかし、菲薄化を抑制するためにSASPs因子の全てを直接的に抑制することは難しいため、SASPsを誘導する主要因子の一つである細胞外ATPに着目をした。本研究では細胞外ATP濃度の上昇によるSASPs因子の産生促進ならびに菲薄化への関与を評価し、さらに加齢に伴う細胞外ATPの上昇に対する植物抽出物の有効性についても検討を行なった。
お問合せ先
一丸ファルコス株式会社 開発部
岐阜県本巣市浅木318番地1
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