2019.03.20
「日本薬学会 第139年会(千葉)」にて発表(1)
一丸ファルコス株式会社は、2019年3月20日(水)~23日(土)に千葉市にて開催された「日本薬学会 第139年会」において、下記の発表を行いました。
記
題名
「R-spondin1 およびDKK1 相互作用に着目した育毛素材の基礎的検討」
発表要旨
我々は、育毛剤成分などに使用されている Nasturtium officinale 抽出物の画分に、器官発生や成長期誘導に関わる R-spondin 1 (RSPO1) の発現亢進能があることを見出した。バルジ領域や二次毛芽には、その受容体 LGR5 が発現しており、毛包成長を担っている。また、RSPO1は、WntのアンタゴニストであるDickkopf-1 (DKK1)と競合するため、本抽出画分は、男性型脱毛を有する毛包に対して有用と考えられた。本研究では、Dihydrotestosterone (DHT) を作用させたヒト毛乳頭細胞における脱毛関連因子の発現とRSPO1産生能を測定することにより、Nasturtium officinale抽出物の育毛剤への有用性を検討した。
お問合せ先
一丸ファルコス株式会社 開発部
岐阜県本巣市浅木318番地1
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担当:橋本