2007.09.19
「第46回 日本油化学会年会」にて研究発表。米由来セラミドの経口摂取による表皮セラミド産生促進作用と皮膚保護
一丸ファルコス株式会社は、平成19年9月6日~8日の3日間、京都にて開催された「第46回 日本油化学会年会」 において、下記の研究成果を発表いたしました。
記
研究テーマ
米由来セラミドの経口摂取による表皮セラミド産生促進作用と皮膚保護
研究テーマの発表要旨については、以下のとおりです。
セラミドが減少すると肌水分の蒸発は増え、肌の潤いが無くなり、肌表面がカサつき、小じわが増える原因となる。そこで、米由来のグルコシルセラミド(RC)の経口摂取による肌の保湿性を測定した。その結果、肌の水分量上昇と経表皮水分蒸散値改善が認められた。また、角質層脂質中のセ ラミド含有率が上昇したが、コレステロール、遊離脂肪酸、トリグリセライドについては上昇傾向 が認められなかったことから、RC経口摂取による肌保湿性改善は、表皮セラミドの分泌促進に よって角質層セラミドの増加が考えられた。このセラミド増加効果の結果、皮膚の水分蒸散量が 減少し、皮膚の保湿性が回復し、肌状態が改善されると考えられた。