ペース・オブ・エイジング(POA)とは
エイジングの最新研究では、ペースオブエイジングと呼ばれる、老化のペースには個人差があり、「見た目」が若い人は「体内」も若いという考え方が注目されています。
肌の老化という観点からは、深いシワだったり、ほうれい線、ツヤのなさといった症状が見られます。それらの症状は主に肌のたるみによって引き起こされています。たるみの原因のひとつとして、肌の内部である真皮層のECM(細胞外マトリクス)が少なくなることで隙間ができ、真皮の弾力が衰えることがあげられます。
根本的原因は、真皮に存在する細胞
また、加齢によって、ECMを構成する美肌成分のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンなどの減少に加えて、これらを産生する真皮の線維芽細胞も減少することが分かっています。そのため、美肌成分を生み出す力自体も減少してしまうと考えられます。
以上のような観点から、エイジングケアには、真皮線維芽細胞を始めとする肌の細胞に働きかけて「肌本来の機能をキープ」する根本からアプローチするという考え方が重要になってくるのです。