肌のボリュームアップを導き、老け顔の象徴・しぼみ肌改善が期待されるアルニカ花エキスはどのように生まれたのでしょうか? 開発者の坂元が語ります。
伝統的な薬用ハーブ・アルニカ花のエキスに「肌にプルンを与える力」を発見
黄色く可憐な雰囲気を漂わせるアルニカ花エキスとは、主にヨーロッパや北米、中央アジアの標高の高い山岳地域に自生するキク科の多年草・アルニカの花から抽出した植物エキスです。古くから打撲や筋肉痛などの痛みを和らげるといった民間療法として使われています。
今回はアルニカ花エキスが開発されたストーリーと開発者の想い、そして、私たちのライフスタイルにどのような変化が期待できるか紹介します。
380種類もの天然素材から探し出せた希望の光、アルニカ花エキス
本プロジェクトは、さまざまな原料がある中で、「今までにない原料とは何か」という着眼点から始まりました。一見、「肌に悪いもの」と思われていたものが、「実は肌にとって大切なものである」ということに着目した原料を作りたいという想いで開発がスタートしました。
今回の研究では脂肪に着目しました。皮下脂肪と聞くと、「ダイエットの敵!」というように悪者に思われがちです。しかし、実は皮下脂肪が「肌にプルンを与える役者」だとしたら、どうでしょうか? 脂肪細胞から構成される皮下脂肪層は、肌に美しい曲線を創り出し、プルンとした柔らかさを生み出します。この脂肪細胞を増やして大きくする原料が作れれば、肌を土台の部分から底上げし、外観上の変化を実感できるのではと、開発を進めました。
しかし、そんな原料は簡単には見つかりませんでした。380種類もの多数の天然素材のエキスを一つ一つ抽出し、脂肪細胞を増やす作用と大きくする作用の両方がある成分を丹念に調べました。その結果、唯一、それらの二つの効果を確認できたのがアルニカ花エキスだったのです。
アルニカ花エキスの中には、「6-O-メタクリロイルヘレナリン」と「6-O-イソブチリルヘレナリン」と呼ばれる2つの化合物が含まれており、脂肪細胞に作用することで、細胞を増やすだけでなく、分化(オイルの細胞内への溜め込み)を誘導して個々の細胞を大きくします。この数を増やして大きくする作用によって、脂肪層からのふっくら感・プルン感が期待できます。実際にヒト臨床試験では、1%のアルニカ花エキスを含むジェルの塗布によって、肌のハリ感がアップしたことが確認できたのです。
肌への期待感が一石二鳥というアルニカ花エキス、その理由は?
ヒトの肌は個々によって膨らみや毛穴の大きさが異なり、環境によりコンディションが変化します。おそらく中には肌がしぼんだ状態になって、ハリ感が足りないという方もいることでしょう。
一般的に肌のハリ感を維持する場合、これまでは表皮層や真皮層へのアプローチが主流でしたが、アルニカ花エキスの成分は、その分子の大きさや性質上から肌への浸透性が期待でき、深部にある皮下脂肪細胞に直接アプローチするという新たなメカニズムで、これまでにない美容効果が生まれます。脂肪細胞へのアプローチにより、真皮層の下からの膨らみを与えることでシワを軽減、肌にハリ感を与える効果が期待できます。特に唇・バスト・目の下・頬といったしぼみがちな部位に有効といえるでしょう。
アルニカ花エキスの活用によって、ホームケアで「なりたい自分」を叶えられる未来がやってくる?
顔のほうれい線や目の下、目尻のシワ、頬のこけ、さらにはバストや唇、肌のハリのなさは、エイジングケアでのお悩みが多い部位として、取り上げられています。最近の美容クリニックでは、それらのお悩みの解決策として、ヒアルロン酸注入や脂肪注入などのメニューとして見かけるという方もいることでしょう。
アルニカ花エキスのアデプルンは、自宅で良質な脂肪細胞を数と量ともに増やすことが期待できる成分としては日本で唯一ものです。
体のハリやシワを改善したい部位に作用できるアルニカ花エキスを含むアイテムが、ホームケアとして普及すれば、自宅でいつでもお手軽にケアできる未来が訪れることを願っています。