「HYBID」研究より生まれた肌の将来たるみをケアするアンチエイジング原料「ヒアルガード」の販売を開始しました
昨今のマスク生活で弛んでしまったフェイスラインが、コロナ明けで明らかになってしまうという悩みを持たれている消費者の方も多いといわれています。シワに比べ、よりダイナミックな顔の構造変化である「タルミ」については、対策しづらい老化症状と考えられます。
弊社では5月17日より、肌の構造維持を担う真皮ヒアルロン酸に着目した肌の将来たるみをケアする新たなアンチエイジング原料「ヒアルガード」(医薬部外品表示名称・カワラヨモギエキス)の発売を開始しました。「ヒアルガード」は、ヒアルロン酸の新分解経路HYBID(HYaluronan-Binding protein Involved in hyaluronan Depolymerization)に着目し、真皮ヒアルロン酸を護って将来のたるみを予防する効果が期待されます。
皮膚のたるみと加齢による「構造維持力」の低下
加齢により気になってくる皮膚の「たるみ」。たるみは真皮や皮下脂肪の形状が重力により変化することで生じ、皮膚、特に真皮の「構造維持力」の低下が原因の一つとされています。
高分子ヒアルロン酸の構造維持力
真皮の構造維持力は構造タンパク質のコラーゲンだけでなく、コラーゲン線維間を埋める高分子ヒアルロン酸が重要であることが分かってきました。コラーゲンゲルに高分子ヒアルロン酸を添加することで、ゲル構造の重力に対抗する力が向上するという実験結果からもその効果が伺えます。
真皮ヒアルロン酸の分解を司る分子「HYBID」
ヒアルロン酸は加齢により減少してしまうため、皮膚のたるみを防ぐには真皮ヒアルロン酸の分解・低分子化を抑えることが重要となります。表皮において保湿などに関与するヒアルロン酸は、ヒアルロニダーゼによって分解されることがよく知られていますが、真皮ではヒアルロン酸分解にヒアルロニダーゼがほとんど関与せず、代わりに「HYBID」と呼ばれる線維芽細胞が生み出すタンパクが、真皮ヒアルロン酸分解を司る重要な因子であることが分かってきました。
HYBIDの発現を抑制するカワラヨモギ頭花エキス「ヒアルガード」
「ヒアルガード」は河原や砂地でよく見られる秋に緑色の小花(頭花)を咲かせるキク科のカワラヨモギの花のエキスです。この頭花を乾燥したものが茵蔯蒿(インチンコウ)と呼ばれ、消炎・利胆作用があることから黄疸や蕁麻疹の治療に用いられてきました。当社ではこのカワラヨモギ花エキス「ヒアルガード」がHYBIDの発現を抑制し、高分子ヒアルロン酸を保護する効果があることを見出しました。
ジュニパーブライトの真皮細胞HYBID発現抑制作用
ヒト新生児由来線維芽細胞ならびに成人由来線維芽細胞を一定条件で培養したのち細胞を回収、RT-PCR法によりHYBID発現量を解析しました。新生児由来細胞に比べ成人由来細胞ではHYBID発現が亢進していましたが、培地中への1%ヒアルガード添加により、成人由来線維芽細胞のHYBID発現は抑制されました。
ヒアルガードの真皮線維芽細胞高分子ヒアルロン酸分解抑制作用
ヒト新生児由来線維芽細胞を一定条件で培養したのち、細胞を炎症状態にするためヒスタミンを添加、その後標識した高分子ヒアルロン酸を添加し、48時間後に培養液中の高分子ヒアルロン酸量をHPLC法にて測定しました。ヒスタミン添加により高分子ヒアルロン酸量は減少しますが、1%ヒアルガードの添加によりその減少は抑制されました。
「HYBID」からヒアルロン酸を護り、将来のたるみをケアする「ヒアルガード」
・HYBID発現抑制作用
・ヒアルロン酸分解抑制作用
・将来たるみ予防作用
・ほうれい線シワ改善作用
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